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-禁煙外来ニュース No.3- COPDについて

2013年12月10日

カテゴリ:
外来診療

COPDとは

慢性気管支炎、肺気腫、びまん性汎細気管支炎など長期にわたり気道が閉塞状態になる病気の総称です。通称「タバコ病」とも言われ、20年-30年以上にわたる喫煙習慣が発症の原因となる可能性が指摘されています。

 

COPDの実態

WHOの推計によると、2020年には死亡の原因疾患として第3位を占めるとみられ、日本においても罹患患者数は500~700万人に達していると推計されています。事実、COPDによる死亡者数も経年的に増加の一途をたどっている。

40歳以上ではおよそ530万人の患者が存在すると推計がなされています。

喫煙者の12.3%、過去に喫煙経験がある者の12.4%、非喫煙者の4.7%にCOPD病態がみられ、40歳以上の人口の8.5%がCOPDの範疇に入る呼吸機能障害を有していることを示しています。

 

 

年齢別発症患者推計値

40歳代

50歳代

60歳代

70歳代

62万人

84万人

170万人

210万人

 

性別発症患者推計値

男性

女性

13.1

4.4

 

 

症状

主訴として、咳、痰、呼吸困難感(特に運動時)などを訴えることが多く、特に午前中に空咳が多い。呼吸困難感は徐々に進行してくるため慣れがあって気がつかないことが多いので注意が必要です。最近風邪を引きやすいというのもCOPDの重要な兆候で、COPDの軽度増悪を示している可能性があります。

既往歴としては、結核などの肺感染症、社会歴では喫煙歴の有無が最も重要です。COPDの発生の95%は喫煙が寄与すると言われています。20歳以前に喫煙を開始した若年喫煙開始者には重篤なCOPDになりやすいという報告もあります。また、粉塵吸入やディーゼルエンジンの煙などを吸いやすい環境もCOPDの危険因子になります。

 

COPDの診断

呼吸機能検査をしてCOPDであるかどうか診断を行います。

この検査を行うには特別な準備はなく、15分程度で終了します。

思い切り吸った状態(最大吸気位)から一気に強く息を吐き出し、1秒間に吐き出した量を1秒量(FEV1)、最後まで吐き出した努力性肺活量(FVC)を測定し、1秒量を努力性肺活量で割った1秒率(FEV1%)を算出します。この1秒率が70%未満の場合はCOPDの可能性があります。

 

当院でも、肺機能検査を行っています。症状のある方、COPDが気になる方、お気軽に外来スタッフにご相談下さい。